ひとりでゆるゆるっと*楽しく豊かなじぶん時間♩

パートナーがいても、友達がいても、自分ひとりで過ごす時間も大切!ひとりでわがままに、自分らしく過ごす時間を推奨するブログ。

ひとり映画

映画は人と観る派が多いと思うけれど。
私も友達と観ることがほとんどだけれど。
時々、「あ、この映画はひとりでじっくり観たい!」と思う映画の時には、
時間を見つけて一人で観に行く。
ほんと、たまにだけれど。

結構昔ではあるが、「百万円と苦虫女」はひとりで観たものの中でも印象に残ってる。

百万円と苦虫女 [DVD]

主演の蒼井優が、各地を転々としながらアルバイトして、そこで100万円たまったらまた別の場所へ移るっていう、旅人のような生活をしている話で。
私も当時生き方とか考え方が定まらなくて、フワフワした状態だったから、この映画の主人公と自分が重なって見えた。
また映画の世界観もフワフワとして、どこか現実離れしている空気が観ていて心地よかった作品。
こうやって映画の主役と自分を重ね合わせてじっくりと浸りたいときに、ひとり映画はぴったりかも。
あとは、「これ、ぶっちゃけ人誘っても観たいって言わないだろうなぁ」って感じの単館ものも一人で観に行くかなと思う 笑


最近観た映画で楽しかったのは、

「マイインターン

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最初は、プラダを着た悪魔みたいに、おしゃれな服に身を包んだアンハサウェイが見れて楽しいかなー?
っていうミーハー根性でしたが、、

定年をとうに過ぎ、妻にも先立たれたロバートデニーロがインターンとして企業に入り、そこで少しずつ自分の立場を確立していく様子には、色々と考えさせられるものがあった。
誰もがロバートデニーロ扮するインターン老人のように、社会場面に適応していけるかどうかといったら、難しいだろうということ。
むしろ老人は邪魔者のように社会から隔絶されている気がすること。
若者の中で老人が働くには、自分が優位に立とうとしないことと(自分が下になる必要はないが)、ユーモアを持つことが何より大事なんだろうということ、など。
二人の立場の違う人物の視点で描かれているので、どちらに共感するも自由だし、普通に生きていたらあまり接点はなかったであろう二人の不思議な関わりも見所と思う。
私の職場にもおじいちゃんと言えるような年齢の人がいるが、
経験や生き方など、やはり敵わないなと思うことが多い。
そのような人の姿を見れる事は、これからを生きていく人間にとって、こんなにも心強いことはない。
もちろん歳を取ってれば誰でもそうなれる、というわけにはいかないのは、哀しいところなのだが。

いろんな年代のいろんな立場の人が、
対等に交わって友情をつむいでいく。
それってとっても素晴らしいし、そんな柔軟な社会がもっと広がればいいのに。
そう思える映画でした。